北見市議会 > 2003-12-09 >
12月12日-05号

  • "織田雅徳"(/)
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  1. 北見市議会 2003-12-09
    12月12日-05号


    取得元: 北見市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-03
    平成15年第7回12月定例会〇議事日程日程 番号事件番号内  容  等第1  会議録署名議員の指名について第2議案第125号平成15年度帯広市国民健康保険会計補正予算(第4号)議案第126号平成15年度帯広市介護保険会計補正予算(第4号)議案第127号平成15年度帯広市帯広駅周辺土地区画整理事業会計補正予算(第2号)議案第128号帯広市都市公園条例の一部改正について議案第129号帯広市農村下水道施設管理条例の一部改正について議案第130号住居表示を実施する市街地の区域及び当該区域における住居表示の方法について議案第131号市道路線の廃止について議案第132号市道路線の認定について議案第133号平成15年度帯広市一般会計補正予算(第11号)議案第138号平成15年度帯広市一般会計補正予算(第12号)議案第139号平成15年度帯広市病院事業会計補正予算(第1号)議案第111号帯広市病院事業の設置等に関する条例を廃止する条例制定について第3選挙執行 (7)帯広市選挙管理委員会委員及び同補充員の選挙について第4意見書案 第14号国立病院独立行政法人化にあたり、賃金職員の雇用継承と医療・看護体制の充実、院内保育所の継続を求める意見書について第5意見書案 第15号イラクへの自衛隊派遣の中止を求める意見書について意見書案 第16号自衛隊のイラク派遣にあたり最大限の安全確保を求める意見書について第6  閉会中継続審査等申し出について第7  陳情の委員会付託について〇日程追加(日程第2の次に)      ;決議案  ; 第2号砂川市長に対する問責決議について     ──────────────〇会議に付した事件 議事日程に同じ     ──────────────〇出席議員(32名)    1番       熊 木   喬    2番       有 城 正 憲    3番       山 崎   泉    4番       清 水 拓 也    5番       村 田 光 成    6番       大竹口 武 光    7番       後 藤 美智子    8番       北 口 孝 志    9番       市 原 秀 朗    10番       佐々木 とし子    11番       富 井 司 郎    12番       小 森 唯 永    13番       稗 貫 秀 次    14番       渡 辺 和 寛    15番       児 玉 文 雄    16番       大 石 清 一    17番       鳥 越   進    18番       高 佐 芳 宏    19番       村 中 庸 晁    20番       稲 葉 典 昭    21番       荻 原 昭 勝    22番       栗 田 律 子    23番       谷 内 利 夫    24番       佐々木 勇 一    25番       上 野 敏 郎    26番       山 本 日出夫    27番       笹 村 二 朗    28番       石 井 啓 裕    29番       安 田 正 雄    30番       黒 田   弘    31番       野 原 一 登    32番       鈴 木 孝 昌     ──────────────〇欠席議員(0名)     ──────────────〇出席説明員 市長          砂 川 敏 文 助役          石 黒 三 博 助役          藤 川   治 収入役         梅 本 俊 夫 公営企業管理者     岡 島 悦 弘 教育長         小 西 幸 男 代表監査委員      道 見 英 徳 企画部長        梶     敏 総務部長        河 合 正 廣 市民部長        谷   正 三 緑化環境部長      黒 田 義 直 保健福祉部長      伊 藤 研 也 商工観光部長      敷 本 澄 雄 農務部長        安 達   伸 都市開発部長      富 田 晃 一 建設部長        栗 林 利 克 上下水道部長      小 川 博 史 学校教育部長      本 迫   哲 生涯学習部長      菅 原 保 徳 選挙管理委員会事務局長 野 尻 武 彦 監査委員事務局長    荒 岡 健 司 消防長         水 藤 恒 彦 教育委員会委員長    舩 津 龍之輔 選挙管理委員会委員長  莊 田 喜與志     ──────────────〇事務局出席職員 事務局長        加 山 勝 利 書記          須 賀 重 雄 書記          土 屋 久 伸 書記          小 笹 勅 雄 書記          林   伸 英 書記          小 池 晃 一 書記          森 川 芳 浩 書記          加 藤   帝     ~~~~~~~~~~~~         午後2時0分開議 ○鈴木孝昌議長 ただいまから本日の会議を開きます。     ~~~~~~~~~~~~鈴木孝昌議長 ここで諸般の報告をさせます。 ◎加山勝利事務局長 報告いたします。 本日の出席議員は、32名全員であります。 次に、委員会審査の結果報告について申し上げます。 議案審査特別委員長から付託事件に対する審査報告書が提出されておりますので、本日お手元まで配付いたしております。 次に、意見書案の提出について申し上げます。 稲葉典昭議員ほか4人から意見書案第14号が、安田正雄議員ほか3人から意見書案第15号が、谷内利夫議員ほか9人から意見書第16号がそれぞれ提出されておりますので、本日お手元まで配付いたしております。 次に、閉会中継続審査等申し出について申し上げます。 各常任委員長及び議会運営委員長からそれぞれ閉会中継続審査及び調査の申し出がありましたので、本日申し出書をお手元まで配付いたしております。 次に、陳情の受理について申し上げます。 昨日まで受理いたしました陳情1件につきましては、本日お手元まで文書表を配付いたしております。 最後に、本日の議事日程でございますが、お手元に配付の議事日程表第5号により御了承をいただきたいと存じます。 報告は以上でございます。     ~~~~~~~~~~~~鈴木孝昌議長 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員に5番村田光成議員及び6番大竹口武光議員を指名いたします。     ~~~~~~~~~~~~鈴木孝昌議長 日程第2、議案第133号平成15年度帯広市一般会計補正予算(第11号)外10件及び議事延期扱いとなっております議案第111号帯広市病院事業の設置等に関する条例を廃止する条例制定についてを一括して議題といたします。 議案第133号外10件に係る委員会審査報告書を朗読させます。   〔「省略」と呼ぶ者あり〕 ○鈴木孝昌議長 省略との声がありますので、省略いたします。 本件に関し委員長の報告を求めます。 村中庸晁議案審査特別委員長、登壇願います。   〔村中庸晁議案審査特別委員長・登壇〕 ◆19番(村中庸晁議員) 議案審査特別委員会における審査の概要及び結果について御報告いたします。 各案件は、去る12月9日の本会議において付託をされ、審査は翌日に行ったところであります。 以下、質疑の概要について申し上げます。 初めに、議案第133号平成15年度帯広市一般会計補正予算(第11号)中、教育費では、ふるさと文化基金事業の今後のあり方について、まちづくりにおける文化事業の位置づけと十勝野はるかへの市のかかわりについて質疑と意見がありました。 次に、病院事業会計関係では、初めに地域医療に関する地域住民への市長みずからの説明の考え方についてただしたところ、地域住民への説明は、診療所と小規模多機能ケア施設の誘致の進捗状況を踏まえながら、できるだけ早い時期に地域に説明してまいりたい旨の答弁がありました。 次に、廃院後の土地及び建物の処分の考えについてただしたところ、土地については、基本的には処分をし、また建物については、地域の医療機能空白期間短縮のため、診療所施設完成までの間利用することも模索してまいりたい旨の答弁がありました。 これに関連して廃院後の建物使用に向けた改修の考えとその費用負担について、土地の用途地域と処分時の価格設定の考え、休・廃院に伴う医療機能の空白期間の対応について、種々質疑と意見がありました。 このほか、廃院に伴う他医療機関への紹介状の発行数と東地域の患者への発行割合、平成15年度の病院運営の考え方と予算に対する外来、入院患者数、公約作成時における病院の採算見通し、他医療機関へ移った患者の誘致診療所利用の予測等について、種々質疑と意見がありました。 以上で全案件に対する質疑を終結し、続いて一括して討論に入り、議案第138号及び議案第139号に反対の立場で市原秀朗委員佐々木とし子委員から、また全案件賛成の立場で鳥越進委員からそれぞれ発言があり、続いて採決に入り、まず議案第138号及び議案第139号について起立による採決の結果、起立多数でいずれも原案のとおり可決すべきものと、続いて残りの案件について一括して採決の結果、全会一致でいずれも原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 以上、報告といたします。 ○鈴木孝昌議長 ただいまの委員長報告及び議案第111号帯広市病院事業の設置等に関する条例を廃止する条例制定についての厚生委員長に対する質疑を一括して行います。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鈴木孝昌議長 別になければ、質疑を終結いたします。 これから一括して討論を行います。 通告がありますので、順次発言を許します。 初めに、市原秀朗議員に発言を許します。 9番市原秀朗議員。 ◆9番(市原秀朗議員) 民主・市民連合会派を代表し、議案第111号については厚生委員長報告に賛成し、議案第138号、議案第139号については議案審査特別委員長報告に反対する立場で討論いたします。 砂川市長は9月10日厚生委員会で、市立病院は平成15年度末で廃院と表明、10月17日には廃止する条例のみを議会に提案してきた。昨年春、十勝の基幹病院の一つとなることを前提に協力してきた旭川医大が撤退、医師体制確保の目途さえ立たず、常勤医師ゼロで迎えた市長選挙で、市立病院は現在地での存続を前提として改築を進めますとの公約を示し、再選を果たしてからわずか1年4カ月、その公約とこのままでは廃院になってしまうとの説得で、新たな医師を招致してから1年過ぎたばかり、そして医師増員、経営安定に全力で取り組むとして、一般会計から多額の欠損補てんを当初予算で提案して半年もたたないうちに廃院提案とは、到底容認できるものではない。廃院を言うなら、医師ゼロの1年半前、再出馬した市長選挙のときではなかったのか。公約は自身の任期4年で実現すべき市民との契約。わずか1年4カ月で破棄することは無責任のきわみである。 加えて、選挙中には、今札幌医大と話している、予防やリハビリに基点を置く市立病院として再整備し、改築をする、近いうちに皆さんに御報告できると、個人演説会場で力説するなど、その責任は極めて重いにもかかわらず、公約破棄について、にやにやと笑いながら公約は何百何十もある、全部達成できるものではない、有権者が次の選挙のとききっちり判断すべきだと平然と言い放ち、重要公約破棄の責任など全く感じていない傲慢無責任な態度に終始、追及されると、恥も誇りもなく詭弁とすりかえ答弁で逃げ回るさまは、鉄面皮な官僚そのものである。 ちなみに、公約は1期目が92項目、2期目が59項目であった。公約を信じた市民、存続を信じ通院、入院してきた患者、5年半不安の中病院再生を信じ励んできた病院スタッフ見直し作業にかかわった職員、医師ゼロの病院に公約を信じ着任してきた医師、だれも公約がわずか1年4カ月で平然と破り捨てられるとは思わなかったであろう。冷酷非情、政治家としても人間としても許しがたい背信行為である。公約の一つが単に履行できないということではない。市民の健康や命にかかわる政策であり、就任以来市立病院は必要として存続を明言し、医師ゼロの状況で存続すると声高に公約し再選を果たしているからである。 このたびの提案は、砂川市長がさまざまな変遷の中で77年の歴史を重ね、利用者は延べ150万人以上、ピーク時には年間5万人を超えるなど、公立病院として地域医療の一翼を担ってきた市立病院を無為無策の末つぶす。帯広市として自前の病院、医療機能を何の理念も方針もなく放棄をすることである。経過をたどると、砂川市長が公約具現化、病院再生に唯一最大の当事者として努力したとは全く言えない。これまでの存続論との整合性、廃院理由、今後の地域医療行政の姿も含め、つじつまが合う経緯経過、理由、方針なども聞くことができなかった。 砂川市長は5年前、前市長の病院建設計画推進に対し、議会に提案する前の市民合意がなっていないと痛烈に批判した。砂川市長にとって当時を上回る市民合意の手順手続を経た上での議会提案は、果たすべき最低条件であった。しかし、既成事実を積み上げ、選択肢をなくして問答無用のわずか一、二回の説明会や審議会、無責任で目立たぬ広報を市民合意作業と称するとすれば、許しがたき欺瞞である。 委員会、本会議の報告、質疑から、廃院の理由は、1つに医師の確保が困難である、2つに、よって規模にふさわしい医療提供ができず、収益が低下し、多額の欠損金を生じることになる。3つ、管内地域の医療環境は充実整備が図られているからとしている。 これまでの質疑を通じて明らかになったことは、廃院方針に都合のよい現時点での外的要因や状況を並べるのみで、この間主体的にどのような理念と決意、情熱を持ち阻害要因クリアや条件整備に全知全能を上げ行動展開してきたとは到底言えないこと、そして砂川市長の統治能力と総括能力、判断能力、責任遂行能力がないことがわかっただけである。5年前みずから病院問題を最大の争点にし4月に市長に就任しながら、建設計画推進前提で医師を派遣していた旭川医大に砂川市長が訪問したのは9月16日、その後も年2回程度、現場医師との議論も限りなくゼロに近く、みずから言い出した見直しにもかかわらず、忘れたころに訪問する程度で医大に変わらぬ協力を求めること自体無理であった。医師撤退を通告された13年は、2月に行ったのみであった。市長の理念のなさ、気迫、誠意のなさが撤退の最大の要因と言える。常勤医師ゼロで現在地改築を公約とした再選後も、この姿勢は変わらなかった。 市長が医師確保で初めて行動したのは、9月17日の慈恵医大訪問であった。気迫、責任感、行動力もない市長のこの姿勢で来る医師がいるわけがない。医師研修の必修化などで厳しいとしながら、委員会では道内10万人以上の市では人口1人当たりの医師数の伸びは帯広市が最も高いとも答弁している。ならばそれは民間の努力の結果であろう。民間にできていることがなぜ市立病院に、砂川市長にそれができないのか。みずからの方針、理念のなさ、努力の至らなさを認めていることにほかならない。 平成10年4月、砂川市長が市立病院を引き継いだときは、信頼厚い医師と医大の支援体制もあり、患者も待ち時間が苦情となるほど来院、経営面でも単年度では黒字決算が続いていた。決して赤字のお荷物病院ではなかった。なぜ旭川医大が撤退したのか、なぜ医師確保に困窮し、収益低下、多額の欠損金を生じるような事態に至ったのか、医師確保の努力がどうであったのか、市長は経緯経過、要因など5年間のみずからの政策の検証、総括を率直にすべきだった。 しかし、要因、責任は常に自分以外であり、総括どころかみずからの経営責任も無視、現時点の一断面を抽出し、もっともらしく理由としたのである。前計画を痛烈に批判した張本人として、組織の長として無責任きわまりない恥ずべき姿勢である。 しょせんキャリアだ、責任などとるわけがないとの幹部職員の声を紹介しておく。医療環境は充実整備が図られているとしながら、都合のよい数値の羅列である。市立病院は50床ではあるが、1次医療圏の診療所ではない。かつては外来で2割以上、入院で3割5分が町村の患者であった。全道や全国平均を上回っているとした医師数も、帯広市内での話。理事者は2次医療圏との数値さえ把握していない。ちなみに、2次医療圏では医師1人当たりの人口は全道平均の1.4倍、12番目である。町村住民の帯広への依存度は、入院で50.7%、外来で45.4%、高齢化率も20%を突破、市町別では11番目、患者数も急激に拡大している。例えば、深刻な慢性疾患の入院待機者など、患者側に立った状況把握も行っていない。前回196床計画時には、12の医療機関への聞き取り調査を実施していた。小児科や眼科、整形外科などの課題、また1次救急医療の空白はいまだ解決していない。夜間急病センター、2次輪番、小児2次救急、救命救急センターなども含め、この間委員会などで指摘したとおり、問題、課題は少なくない。廃院といいながら、十勝・帯広圏域の状況認識が一面的で余りにも不十分、ずさんきわまりない、理由にはならない。 また、現在の市立病院は、地域の保健医療提供で役割が小さく、影響も少ないとの答弁もあったが、そのような状況に追い込んだのはだれか。理事者みずからの無気力、無策を棚に上げ、廃止の口実にするとは言語道断である。効率化、経済性追求医療制度改革は、民間の専門特化がより進み、特定科目の後退や空白の懸念が増している。また、予防医療や不採算医療、医療のはざまの対応を困難にしていく懸念も大きい。 平成8年帯広でも169名が感染したO157の事例や今春のSARSなど、予想外のさまざまな感染症が国境を越え発生する時代。いまだ解決していない1次救急の問題、保健行政など、民間にすべてお任せでよいのか。公立病院は単なる一病院とは違う。自治体が自前の医療機能を持つことは、医療行政を進める上でも重要である。また、この十勝でしか医療を受けるすべがない圧倒的に多くの住民にとって、自治体病院の存在と役割は不可欠である。市町村合併を取り組みつつあるが、自治体医療行政公立医療機関の役割と既存の町村立医療施設の位置づけ、かかわり検討は不可欠である。 砂川市長はかつて多額の欠損金が出る、将来に禍根を残すと声高に見直しを主張した。見直し政策によりかかった膨大なお金、労力、時間を改めて指摘をし、責任を問う。 病院が再生されれば、それは生きたお金、労力、時間となったが、廃院ではそのすべてをどぶに捨てたと同じである。廃院までを見込み多額な欠損補てんなど、見直し政策によりこれまでかかった経費は、平成15年度末で17億6,600万円程になる見込み。すべて税金、市民負担である。黒字経営の病院を見直すと市長になり5年半。結果、医科大学の支援を失い、その後の医師確保、医科大学の支援もままならず、赤字になったと病院経営を投げ出した。市民や職員に期待を持たせ続け、逆に市民財産のみずからの医療機能を失った上、市民に17億6,600万円という膨大な損害のみを強いた経営責任は、極めて重く大きい。 加えて、先人が営々と築き上げてきた信頼という財産をも大きく損なった。民間であれば社長解任、退職金は支給せず、損害賠償を求められる。しかし、砂川市長はこそくな詭弁を弄し逃げ回り、卑怯にも責任をとろうともしない。 終わりに、行政執行のあり方、議会提案、審議とのかかわりを指摘する。これまで見直しの選択肢に廃院はなかった。突如として廃院提案を議会にする傍ら、こそくにも前後して決定的既成事実を積み上げてきた。病院職員の削減であり、医師の退職決定であり、患者受け入れ停止である。自由な議会審議を封じ、議会権能を形骸化する執行権の乱用でしかない。関連する予算案も同時提案せず、結論だけを求めた強引さである。 広報おびひろ12月号では、診療体制の都合により12月1日より休院すると、まるで他人事のように掲載している。この無責任な広報記事が市立病院廃院にかかわって砂川市長が市民に初めてする直接的な公式情報提供である。1年半前の公約に反することや政策転換した言いわけも、おわびも、みずからの責任も、今後の医療行政の考えも、17万3,000余の市民に意見、合意を求める言葉も全くない。市立病院廃院の事実をまるで自分の市民の目に触れさせないように、気がつかれないように、やみからやみに葬り去ろうとしているとしか言いようがない。情報の公開も情報の共有も信頼関係保持のかけらもない。民には知らしめるべからずの無責任きわまりない官僚の傲慢さのあらわれと指摘をする。 みずからの政治責任、経営責任を全く不問に、市民に対しても議会に対しても問答無用で結果だけを押しつける手法は、自治法抵触疑念の残る関連予算案なしの条例単独提案による審議強要とともに、帯広市政に前例のない大きな汚点を残すものである。 以上、厚生委員長報告に賛成し、議案審査特別委員長報告に反対するものである。 ○鈴木孝昌議長 次に、佐々木とし子議員に発言を許します。 10番佐々木とし子議員。 ◆10番(佐々木とし子議員) 私は日本共産党帯広市議団を代表しまして、市立病院を廃院とする条例に反対、したがって廃院のための補正予算に反対の立場で討論を行います。 大正15年に設立された帯広市立病院は、市民の命と健康を守るとりでとして77年間地域医療に貢献してきました。とりわけ東地域においては、農村部を除いて最も高齢化が進み、身近な医療機関も少ないことから、地域医療の守り手としての役割を果たしてきました。 市長は昨年4月の市長選挙で、市立病院を現在地で改築し、医療の充実を図ります、しかも早急に実行しますと市民に公約しました。市長は市長選挙の最大争点として2回の選挙を戦い、その選挙からわずか1年半で市民への公約を破り、みずから政策転換をして公的医療機関をなくしてしまおうとしているのであります。まさに市民への背信行為ではないでしょうか。 この間地域住民の皆さんや患者さん、多くの市民の皆さんが公立病院を残してほしいと切実な声を寄せられております。しかし、病院周辺の住民の方々に市長が出向いて説明をしたのは、市立病院廃院へとの新聞報道から2カ月半もたった10月に入ってからであります。 市立病院は12月1日から休院となり、地域住民の方々は最も身近な医療機関がなくなるという事態に直面しております。市長は地域住民の方々に対して病院廃院後の対応として、小規模多機能ケア施設と診療所を誘致すると述べ、地域の方々から空白期間はどうするのかとの質問に、施設の整備までの間、今の病院を使って診療所をつくることもあり得ると答えております。 私は、市立病院が一日も早く改築、拡充されることを願ってきた市民に対し、地域医療を担う医療機能の早期実現に全力で取り組むと述べてきたことへの見通しが明確にならないまま休院となっている事態は、二重の公約違反であると思います。 私ども日本共産党帯広市議団は、高橋前市長のときから一貫して現在地での整備拡充を求めてまいりました。そして、昨年3月末、旭川医大の医師引き揚げで病院が存亡の危機に直面したとき、そしてことし7月末の市立病院廃院報道がされたとき、直ちに病院周辺の住民の方々や患者さんのところを訪ねて切実な声を聞かせていただきました。 また、市立病院の存続を求める市民の願いを署名に託していただき、地域住民や市民団体の方々とともに市長に届けました。 しかし、砂川市長は市長選挙で市立病院を現在地で改築し、医療の充実を図るとの公約を掲げながら、2期目の市長選挙をはさんで市立病院が存亡の危機にさらされ、地域住民や患者さんが不安を募らせているその最中には一度も市長みずから住民のところへ足を運んでおりません。休院という事態になったいまこそ病院周辺の住民のところへ市長みずから足を運ぶべきであります。 私は、市立病院の位置づけと役割を考えたとき、この間説明してきた3つが本当に廃院の理由になるのかと疑問を持っております。その一つ、医師確保の困難。市立病院の77年の歴史の中で旭川医大からの医師の派遣を受けていたのは、平成5年から平成14年までの9年間、あとは独自に医師を確保して運営してきたのではないでしょうか。 2つに、多額の欠損金。自治体病院の役割から、必要な繰り入れを行って運営してきている。1980年からの決算状況を見ても、繰り入れのない年はなかったわけであります。 3つ目に、民間医療機関による医療環境の充実。民間では担えない不採算医療など、本来市立病院が持っている使命を徹底することこそ求められているのではないでしょうか。結局明確な医療の理念がないまま公立一点張りで病院を廃院にするものであり、その最大の理由は、これ以上赤字を出したくないということではないでしょうか。 医療分野における小泉構造内閣の一環として厚生労働省は、全国的に県立病院を含めて自治体病院の再編を進めようとしております。今市町村合併や小規模自治体機能縮小といった地方自治制度再編が進められております。200床以下の自治体病院の合理化、統廃合を中心とした自治体病院の再編は、まさに地方自治制度再編と共通した動きであります。赤字200床以下は非効率だと結果的には営利の色彩を色濃くしていくことになると思います。 市長は小泉構造改革による医療制度改悪を直視して、市民の命と健康を守る公的医療機関の火を消してはならないと思います。そして、みずからの公約に責任を持つべきであります。 以上、申し上げて私の討論といたします。 ○鈴木孝昌議長 以上で通告による討論は終了いたしました。 ほかに討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    鈴木孝昌議長 ほかになければ、討論を終結いたします。 これから採決を行います。 初めに、議案第111号及び議案第138号並びに議案第139号の3件について一括して起立により採決を行います。 お諮りいたします。 議案第111号に対する厚生委員長報告は否決であります。この場合、議案第111号については、原案のとおり決定することに、また議案第138号及び議案第139号に対する議案審査特別委員長報告は原案可決であり、委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員は御起立願います。   〔賛成者起立〕 ○鈴木孝昌議長 起立多数でありますので、議案第111号外2件はいずれも原案のとおり可決されました。(黒田弘議員「議長」と呼ぶ) 30番黒田弘議員。 ◆30番(黒田弘議員) ただいま議決が出ました。ここで考えたいことがございますので、暫時休憩いただきますようお願いを申し上げます。 ○鈴木孝昌議長 ただいま30番黒田弘議員より暫時休憩の発言がありましたので、暫時休憩いたします。         午後2時32分休憩         ────────         午後3時48分再開 ○鈴木孝昌議長 再開いたします。 ここでお諮りいたします。 ただいま議案第138号が議決されましたことに伴い、議案第138号及び議案第133号並びに議案第139号に係る補正前の数字等については整理を要しますので、帯広市議会会議規則第42条の規定によりその整理を議長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鈴木孝昌議長 御異議なしと認めますので、そのように決定いたしました。 次に、先ほど議決いたしました案件を除く他の案件すなわち議案第125号から議案第133号までの9件について一括して採決を行います。 お諮りいたします。 議案第125号外8件に対する議案審査特別委員長の報告は、いずれも原案可決であります。委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鈴木孝昌議長 御異議なしと認めますので、議案第125号外8件については、いずれも原案のとおり可決されました。     ~~~~~~~~~~~~鈴木孝昌議長 ここで諸般の報告をさせます。 ◎加山勝利事務局長 報告いたします。 先ほどの休憩中に黒田弘議員ほか9人から決議案第2号が提出されておりますので、お手元まで決議案を配付いたしております。 報告は以上でございます。 ○鈴木孝昌議長 ここでお諮りいたします。 先ほどの休憩中に提出されました決議案第2号砂川市長に対する問責決議についてを日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鈴木孝昌議長 御異議なしと認めますので、そのように決定いたしました。 それでは、決議案第2号砂川市長に対する問責決議についてを議題といたします。 決議案を朗読させます。 ◎須賀重雄書記 朗読いたします。 決議案第2号砂川市長に対する問責決議について。砂川市長に対する問責に関し次のとおり決議を提出する。平成15年12月12日提出。議員黒田弘、安田正雄、高佐芳宏、村中庸晁、市原秀朗、稲葉典昭、佐々木とし子、石井啓裕、鳥越進、北口孝志。 砂川市長に対する問責決議案。 砂川市長は、平成15年9月10日の厚生委員会において、突然市立病院は平成15年度末で廃院する旨を表明し、10月17日の定例会には関連する予算案を示すことなく病院を廃止する条例のみを議会に提案してきた。 砂川市長は、市立病院は現在地で改築するとの公約を示し、昨年市長に再選を果たしたにもかかわらず、わずか1年4カ月で公約を廃棄することは、無責任のきわみであると同時に、公約破棄については、公約はたくさんある、この問題は次の選挙で市民が判断すればよいといった発言も飛び出し、まさに痛みも責任も無自覚に開き直りに終始する始末である。 市立病院を廃止することは、77年の歴史を重ね、公立病院としての地域医療の一翼を担ってきた医療機能を何の理念、方針もなく放棄することであり、公約を信じた市民を初め病院再生のため努力を重ねてきた医師並びに医療スタッフに対する裏切り行為であると断ぜざるを得ない。 また、議会答弁でも廃院方針に都合のよい外的要因等を述べるのみで、事実みずからが医療機関等に足を運ぶことも数少なく、主体的な理念と決意、情熱を持って努力したとは到底認めがたいことが明らかとなったのである。 さらに、これまでに病院の見直し等に費やした経費は莫大であり、すべての市民負担に強いた経営責任は極めて重く、加えて先人のこれまで築き上げてきた信頼という財産をも大きく損なうものである。 一方、病院職員の削減、医師の退職決定、患者受け入れ停止といった行為を議会への廃院条例の提案を前にして既成事実化するなど、議会の審議封じと議会権能を形骸化した執行権の乱用とも受け取れるほか、市民への病院の方向性に関する情報の公開、共有もない対応は、みずからの政治経営責任を不問に付すものであり、結果のみを押しつける手法は帯広市政に前例のない汚点を残すものである。 よって、本市議会は市長の市立病院に対する一連の独善的な行政執行と議会軽視に猛省を促し、速やかに市長としての政治的、道義的責任を明確にするようここに強く求めるものである。 以上、決議する。平成年月日。帯広市議会。 以上でございます。 ○鈴木孝昌議長 提出者の説明を求めます。 提出者黒田弘議員、登壇願います。   〔30番黒田弘議員・登壇〕 ◆30番(黒田弘議員) 提案理由の説明に当たらせていただきます。 人の名誉を傷つけようとすることは、よい思いではありません。じくじたるものがあります。しかし、市長に猛省を促したくあえて問責決議の提案に及んだ次第であります。 言わんとすることは提案文書に詳細がありますので重複を省略いたしますが、要は帯広市立病院は明年3月31日をもって廃院するところとなりました。紛れもなく帯広市は自前の医療体制をなくすることとなるのであります。 市立病院はかねてから市民注目の案件でありました。その方向性は市民の健康、命を守る糧として期待のものでありました。経過としては、2回選挙戦の争点でありました。思いもよらぬこと、突然として廃院であります。愕然とするところであります。 時の移り変わりで物事が変化するのは世の常であります。その流れを読み取ることが時宜を得たと判断するものでありますが、それは為政者の使命だとも思っています。その判断を見誤れば、罪を残すことになるわけであります。 残念ながら医師確保が難しい、赤字が続く、市内の医療環境の好転のこの理由は、真にやむを得ない事情とは受けとめづらいのであります。百歩譲ってあなたが市立病院をやめると支持を求めているのであれば話は別であります。それはみじんもなかったことであります。 あなたが就任してから今日までの一つ一つを申し上げることは省略をいたしますが、改築を公約にたて、77年の歴史の果たした役割、費やした経費が膨大で市民に負担を強いたことなどなど、軌跡の重点を顧みるとき、政治家の責任は重いと思います。 人には誤りはあると思いますが、これはやむを得ないことと認めがたいのがこの案件であります。このことに対して議員として感づく点を警鐘乱打してきたこともありますが、今では水泡に帰した思いであります。言葉は厳しい言い方もしれませんが、砂川市長に帯広市立病院に対する独善的な行政執行と議会軽視に猛省を促してやみません。プラス政治的、道義的責任を求めてやみません。 以上を申し上げ、言葉足らずでありますが、議員各位の賛同をお願い申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。 ○鈴木孝昌議長 これから質疑を行います。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鈴木孝昌議長 別になければ、質疑を終結いたします。 ここでお諮りいたします。 ただいま議題となっております決議案第2号につきましては、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鈴木孝昌議長 御異議なしと認めますので、そのように決定いたしました。 これから討論を行います。 通告がありますので、順次発言を許します。 初めに、鳥越進議員に発言を許します。 17番鳥越進議員。 ◆17番(鳥越進議員) 私は、ただいま黒田議員より提案されました砂川市長に対する問責決議案に賛成の立場で討論いたします。 そもそも市立病院問題は平成10年の市長選に原点を有する砂川市長最大の政治課題であるにもかかわらず、着任以来5年有余、事態は混迷と迷走を繰り返しながら悪化の一途をたどり、その結果旭川医大及び派遣医師に愛想を尽かされて撤退されるとともに、再任医師にも1年有余で退職されるなど、事実上進退きわまって廃院せざるを得ない不名誉な事態に追い込まれたのであります。 加えてこの間、多くの市民各位を初め関係者及び議会におきましても、筆舌に尽くしがたい多大なエネルギーを消費するとともに、17億円余にも及ぶ莫大な財政負担を生じせしめた主因は、市長の政治的不作為責任であることは明白であるにもかかわらず、市民負担軽減のために廃院を決断したとの言動は、不誠実きわまりない詭弁であり、言語道断と言わなければなりません。 今回市立病院が77年の歴史に幕をおろすに当たり、市長みずからが政争の具としてきた現実は、廃院の結果を言外に置いてみても、これまでの不手際の数々に思いをいたせば、リーダーとしての責任感、倫理観、良心に基づき明確な政治責任をみずから提示し、もって市立病院問題にきっちりとけじめをつけてから新たに市民の保健と医療に取り組むべきものと思うのでありますが、それをあいまいにしての今回の対応はきわめて無責任であります。市長のこうした政治姿勢は、職員の倫理観の低下を招くとともに、行政と議会に対する市民の信頼感喪失を憂うものであります。 私はふるさと帯広の輝かしい発展を願う議員の一人として、その時々のリーダーの理念と政策、執行過程、結果と責任を三位一体で公正に判断すべきと思いますし、また議会の権能である審議権、議決権、監視権、提案権などの正当な行使者たらんとの意思に立脚すれば、市長の政治責任は看過できないのであります。 以上の観点から、私は議員としての見識と良心に従い提出された問責決議案は、おおむね妥当でありますので、賛意の意を表明し、討論といたします。 以上。 ○鈴木孝昌議長 次に、稲葉典昭議員に発言を許します。 20番稲葉典昭議員。 ◆20番(稲葉典昭議員) ただいま提案された砂川市長に対する問責決議案に対して賛成の立場で討論を行います。 市立病院は砂川市長の保健、医療、福祉の連携したシステムの重要な幹をなす施設であります。だからこそ砂川市長は市長就任以来、市立病院の現在地での改築を繰り返し述べてきたわけであります。砂川市長の提案してきた政策あるいはさまざまな計画、これらは市立病院をどう位置づけてきたのでしょうか。 第五期帯広市総合計画、この中では市立病院の充実として高齢社会に対応し保健、福祉との連携・支援機能、他医療機関との連携・支援機能などを備えた新しい市立病院を整備します、こう決めてきました。 帯広市健康生活支援システム基本計画、平成14年にでき上がっておりますが、この中でも市立病院のかかわりを明記しております。さらには、平成14年から10年間の計画で進んできております「健康帯広21」の計画、生活習慣病の予防を主とした市民の健康づくり、これを中心的なテーマとして市立病院も大きくかかわってきているわけであります。 そして、昨年の砂川市長の選挙公約、帯広まちづくりの基本方向の中では、重点政策として市立病院は現在地での存続を前提として改築を進めます、こう明記されているわけであります。 さらに、選挙中に発行されている法定ビラ第2号、この中で早急に実行しますとして3つの緊急政策を掲げ、その2番目には市立病院を現在地で改築し、医療の充実を図ります、このように大きく書いて市民に配布しているわけであります。 また、ことしの市政執行方針では、市立病院については、医師の増員及び病院経営の安定化に全力を挙げる。そして、予算の今年度の提案理由の説明、この中では本年8月から医師3名体制を見込み、そして一般会計の補助金、一般会計出資金を計上したと、こういう報告をしているわけであります。 さらには、6月の定例会の中でも、さまざまな質疑の中でも、廃院の可能性についてはただの一度も述べていないわけであります。この1年間を振り返ってみても、77年間の歴史を持つ市立病院を廃院させなければならない特別な理由は全く見当たらないわけであります。6月の議会まで廃院が重要な選択肢の一つとの認識は、議会に対しても、また市民に対しても一度も示されておりません。議会にも市民にも説明責任を果たさず、そして廃院を決める。そのことがマスコミの報道の後に事後報告として議会にも提案される。市民に対しては公約不誠実、そして議決を行う議会に対しては事後報告、政治家として全く許されない対応であります。 廃院の理由に上げている3点についても、年度の途中で廃院しなければならないほど緊急な理由は何一つありません。医師確保の問題、欠損金の問題、医療環境の変化だという問題、どれ一つとっても予算を提案した3月以降激変した項目はないわけであります。廃院するという住民合意もなく、議会の手続も踏まないままの廃院の流れは、医師の退職をやむなくし、市立病院の業務を継続させられなくさせました。これは市長の独断にほかなりません。市民との約束を合理的理由のないまま投げ捨て、帯広市が持つ唯一の公的医療機関を廃院に追い込んだ砂川市長の行為は許されるものではありません。よって、市長に対し猛省を促し、政治的、道義的責任を明確にすることを求めた決議案に賛成するものであります。 以上です。 ○鈴木孝昌議長 以上で通告による討論は終了いたしました。 ほかに討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鈴木孝昌議長 ほかになければ、討論を終結いたします。 これから起立により採決を行います。(安田正雄議員「議長」と呼ぶ) 29番安田正雄議員。 ◆29番(安田正雄議員) 投票で行われるべきだと思います。その方法は無記名投票ということでございます。(「賛成」と呼ぶ者あり)(山本日出夫議員「議長」と呼ぶ) ○鈴木孝昌議長 26番山本日出夫議員。 ◆26番(山本日出夫議員) 投票の表決につきましては、記名投票を求めたいと思います。(「賛成」と呼ぶ者あり) ○鈴木孝昌議長 ただいま安田正雄議員から採決については無記名投票によられたいとの要求が出ております。また、山本日出夫議員から採決については記名投票によられたいとの要求が出ております。それぞれの要求の成立には2名以上の賛成者が必要であります。 まず、安田正雄議員からの無記名投票の方法によられたいとの要求に賛成の議員の挙手を願います。   〔賛成者挙手〕 ○鈴木孝昌議長 所定の賛成者がありますので、ただいまの要求は成立いたしました。 次に、山本日出夫議員からの記名投票の方法によられたいとの要求に賛成の議員の挙手を願います。   〔賛成者挙手〕 ○鈴木孝昌議長 所定の賛成者がありますので、ただいまの要求は成立いたしました。 したがって、決議案第2号の採決については、無記名投票によられたいとの要求と記名投票によられたいとの要求が同時にあります。この場合、いずれの方法によるかは、帯広市議会会議規則第69条第2項の規定により、無記名投票によって決定することとなっております。 投票準備のため暫時休憩いたします。         午後4時10分休憩         ────────         午後4時12分再開 ○鈴木孝昌議長 再開いたします。 それではまず、記名投票によられたいとの要求について無記名投票により採決を行います。 直ちに投票を行います。 それでは、議場の閉鎖を命じます。   〔議場閉鎖〕 ○鈴木孝昌議長 ただいまの出席議員数は32名であります。 投票用紙を配付させます。   〔投票用紙配付〕 ○鈴木孝昌議長 投票用紙の配付漏れはありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鈴木孝昌議長 配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。   〔投票箱点検〕 ○鈴木孝昌議長 異状なしと認めます。 ここで念のため申し上げます。 記名投票によるべきとの要求を可とする議員は賛成と、また否とする議員は反対と記載の上、点呼に応じて順次投票願います。なお、投票中賛否を表明しない投票及び賛否の明らかでない投票は、帯広市議会会議規則第70条第3項の規定により否とみなします。 それでは、記載を願います。   〔記  載〕 ○鈴木孝昌議長 点呼を命じます。   〔須賀重雄書記点呼・各議員投票〕 ○鈴木孝昌議長 投票漏れはありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鈴木孝昌議長 投票漏れなしと認めます。 以上で投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。   〔議場開鎖〕 ○鈴木孝昌議長 これより開票を行います。 ここで帯広市議会会議規則第31条第2項の規定により、立会人に各会派の幹事長などであります荻原昭勝議員、渡辺和寛議員、安田正雄議員、大石清一議員、笹村二朗議員、佐々木とし子議員を指名いたします。 各議員の立ち会いを願います。   〔開  票〕 ○鈴木孝昌議長 投票の結果を報告いたします。 投票総数 31票 これは先ほどの出席議員数から私を除いた数に符合をいたしております。 そのうち 賛成 19票 反対 12票 以上のとおり賛成多数でありますので、記名投票によるべきとの要求は可決されました。 それでは、これから決議案第2号について記名投票により採決を行います。 直ちに投票を行います。 それでは、議場の閉鎖を命じます。   〔議場閉鎖〕 ○鈴木孝昌議長 ただいまの出席議員数は32名であります。 投票用紙を配付させます。   〔投票用紙配付〕 ○鈴木孝昌議長 投票用紙の配付漏れはありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鈴木孝昌議長 配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。   〔投票箱点検〕 ○鈴木孝昌議長 異状なしと認めます。 ここで念のため申し上げます。 決議案第2号に原案のとおり決定することに賛成の議員は賛成と、また反対の議員は反対との記載の上、点呼に応じて順次投票願います。なお、投票中賛否を表明しない投票及び賛否の明らかでない投票は、帯広市議会会議規則第70条第3項の規定により反対とみなします。 また、記名投票でありますので、氏名のない投票は反対とみなす扱いにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鈴木孝昌議長 御異議なしと認めますので、そのように決定いたしました。 それでは、記載を願います。   〔記  載〕 ○鈴木孝昌議長 点呼を命じます。   〔須賀重雄書記点呼・各議員投票〕 ○鈴木孝昌議長 投票漏れはありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鈴木孝昌議長 投票漏れなしと認めます。 以上で投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。   〔議場開鎖〕 ○鈴木孝昌議長 これより開票を行います。 ここで帯広市議会会議規則第31条第2項の規定により、立会人に各会派の幹事長などであります荻原昭勝議員、渡辺和寛議員、安田正雄議員、大石清一議員、笹村二朗議員、佐々木とし子議員を指名いたします。 各議員の立ち会いをお願いいたします。   〔開  票〕 ○鈴木孝昌議長 投票の結果を報告いたします。 投票総数 31票 これは先ほどの出席議員数から私を除いた数に符合をいたしております。 そのうち 賛成 11票 反対 20票 以上のとおり反対が多数でありますので、決議案第2号は否決されました。 決議案第2号を賛成とする議員の氏名 8番 北 口  孝 志 議員 9番 市 原  秀 朗 議員 10番 佐々木  とし子 議員 17番 鳥 越    進 議員 18番 高 佐  芳 宏 議員 19番 村 中  庸 晁 議員 20番 稲 葉  典 昭 議員 28番 石 井  啓 裕 議員 29番 安 田  正 雄 議員 30番 黒 田    弘 議員 31番 野 原  一 登 議員 反対とする議員の氏名 1番 熊 木    喬 議員 2番 有 城  正 憲 議員 4番 清 水  拓 也 議員 5番 村 田  光 成 議員 6番 大竹口  武 光 議員 7番 後 藤  美智子 議員 11番 富 井  司 郎 議員 12番 小 森  唯 永 議員 13番 稗 貫  秀 次 議員 14番 渡 辺  和 寛 議員 15番 児 玉  文 雄 議員 16番 大 石  清 一 議員 21番 荻 原  昭 勝 議員 22番 栗 田  律 子 議員 23番 谷 内  利 夫 議員 24番 佐々木  勇 一 議員 25番 上 野  敏 郎 議員 26番 山 本  日出夫 議員 27番 笹 村  二 朗 議員 賛否を表明せず、帯広市議会会議規則第70条第3項の規定により、否と決定された議員の氏名 3番 山 崎    泉 議員     ~~~~~~~~~~~~鈴木孝昌議長 日程第3、帯広市選挙管理委員会委員及び同補充員の選挙を行います。 お諮りいたします。 帯広市選挙管理委員会委員及び同補充員の選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選の方法によるものとし、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鈴木孝昌議長 御異議なしと認めますので、選挙の方法は指名推選によることとし、議長において指名することに決定いたしました。 ただいまの決定により、議長において選挙管理委員に帯広市西二十一条北四丁目3番地田中鐵雄氏、帯広市西二十二条南三丁目28番地の8杉山敦子氏、帯広市大通南十八丁目11番地佐藤有宏氏、帯広市稲田町基線9番地の4織田雅徳氏を、同補充員に帯広市大通南十六丁目11番地の1渡邉理惠子氏、帯広市大正本町本通四丁目16番地国島千意子氏、帯広市西二十三条南一丁目114番地小澤眞了氏、帯広市東十条南十三丁目1番地の2進藤鉄男氏をそれぞれ指名いたしたいと思います。 お諮りいたします。 ただいま指名いたしました各氏を選挙管理委員及び同補充員の当選人と定めることに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鈴木孝昌議長 御異議なしと認めますので、選挙管理委員及び同補充員にそれぞれ当選されました。 さらに、お諮りいたします。 ただいま当選されました選挙管理委員補充員の補充の順序につきましては、ただいま指名いたしましたとおり、渡邉理惠子氏、国島千意子氏、小澤眞了氏、進藤鉄男氏の順といたしたいと思います。この順序とすることに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鈴木孝昌議長 御異議なしと認めますので、そのように決定いたしました。 なお、当選されました各氏に対しましては、議長において帯広市議会会議規則第32条第2項の規定により、告知の手続をとります。     ~~~~~~~~~~~~鈴木孝昌議長 日程第4、意見書案第14号国立病院独立行政法人化にあたり、賃金職員の雇用継承と医療・看護体制の充実、院内保育所の継続を求める意見書についてを議題といたします。 ここでお諮りいたします。 ただいま議題となっております意見書案第14号につきましては、提案理由の説明、質疑、委員会の付託及び討論を省略し、直ちに採決を行うことにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鈴木孝昌議長 御異議なしと認めますので、直ちに採決を行います。 お諮りいたします。 意見書案第14号については、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鈴木孝昌議長 御異議なしと認めますので、意見書案第14号は原案のとおり可決されました。     ~~~~~~~~~~~~鈴木孝昌議長 日程第5、意見書案第15号イラクへの自衛隊派遣の中止を求める意見書について及び意見書案第16号自衛隊のイラク派遣にあたり最大限の安全確保を求める意見書についての2件を一括して議題といたします。 意見書案第15号及び意見書案第16号を朗読させます。   〔「省略」と呼ぶ者あり〕 ○鈴木孝昌議長 省略との声がありますので、省略いたします。 提案理由の説明を求めます。 初めに、提出者安田正雄議員、登壇願います。   〔29番安田正雄議員・登壇〕 ◆29番(安田正雄議員) 提案理由を申し上げます。 イラクの大量破壊兵器の保有を理由にことし3月開始されたアメリカ、イギリスによるイラク攻撃は、5月のブッシュ大統領による戦争終結宣言以降も戦闘状態が続いております。肝心の大量破壊兵器は見つからず、情報操作疑惑も消えていない現状にあります。アメリカの主導の占領をめぐる緊張は、イラク全土で高まっており、イラク占領に軍隊を派遣する国は、すべてアメリカが主導する占領の延長とみなされている危険な状況にある中で、11月29日イラクにおいて日本人外交官2名が襲撃されて亡くなるという痛ましい事件が発生いたしました。 無原則にアメリカに追従する小泉首相は、与党のみの賛成で成立したイラク復興支援特別措置法に基づき、イラクの戦後復帰に寄与すると称して米国主導の占領との戦争状態にあるイラクに我が国の自衛隊を派遣しようとしているわけであります。派遣される部隊の中には、当地五師団を含む北海道の陸上自衛隊になることも決定を見た状況にあります。 さて、ブッシュ政権は国連憲章を軽んじて武力行使を急ぎ、国連安保理に亀裂を生じさせたが、小泉政権はその国際法上異義ある行為を正当化する法律を策定し、自衛隊派遣を強行しようとしているわけであります。内外に頻繁に発生するテロなどに国際社会が協働して対峙していくには、ブッシュ政権を国際協調の枠組みに引き戻して、国連主導による復興支援を追求していくことが重要であると考えます。そのための主体的外交を展開することが、日本のとるべき姿だと思います。 イラク特措法に基づいて非戦闘地域に派遣すると繰り返す政府当局者とは裏腹に、自爆テロや米軍等による空爆がやまず、非戦闘地域であっても一瞬にして戦闘地域に変わり得る状況と言えるわけであります。情勢認識の甘さは明らかであり、既に法律の枠組みは崩れていると思います。 そのような状況の中で、正当防衛、緊急避難に重きを置く武器使用基準の見直しや、イラク人に傷害を生じさせた場合の検討を放置して自衛隊を派遣することは、自衛隊の生命を危険にさせるとともに、イラク人からの反発も招きかねない、被災したイラク国民に対する医療、教育、経済分野などの人道復興支援や財政支援について政府は国民に対してその拠出先、使途、運用等について説明責任をしっかり果たさなければならないと考えます。 さて、世界の恒久平和は豊かで安全な生活を求める全世界の人々の共通の願いであり、日本国憲法の理念でもあります。帯広市は、全世界に向け核兵器の廃絶と戦争の根絶を訴え続けなければなりませんと、平成3年核兵器廃絶平和都市宣言を高らかに宣言しているわけであります。市民が万が一にも戦争の犠牲になるようなことがあってはなりません。 よって、政府においては現在進めている自衛隊の派遣計画を中止し、あくまでも国連や中立機関を中心とした武力によらない人道的見地からのイラク復興支援に積極的な役割を果たすよう強く要望するところでございます。各議員の賛同をいただきますよう心からお願い申し上げて提案理由の説明といたします。 ○鈴木孝昌議長 次に、提出者谷内利夫議員に登壇願います。   〔23番谷内利夫議員・登壇〕 ◆23番(谷内利夫議員) 私の方から自衛隊のイラク派遣に当たり最大限の安全確保を求める意見書案について御説明をさせていただきます。 もう皆さん方既に御存じのように、イラクの状況というのは御案内のとおりであります。ただ、私は今日本がとるべきことは何なのか、とるべき道は何なのか。我が国が経済発展、世界で目を見張る経済発展を成し遂げたわけでありますけども、あの昭和20年以降、この経済発展の陰にどんな世界の方々からお力添えをいただいたのか。そういうようなことを考え合わせ、かつまた日米安保による安全保障条約による傘のもとで残念ながらぬくぬくと経済発展だけを追求した姿が今日にあるのではなかろうか。 そういうことを考えますと、同盟国としての日米関係、そしてまた今特に北朝鮮の脅威に対して、この安保条約が施行されなければ、守らなければどういうことになるのかというようなことなどを考え合わせ、かつまたあの戦後の大変な厳しい時代に、世界各国から大変温かい支援をいただいたわけであります。 そういうことを考え合わせますとき、今のイラクにやはり日本はその当時の恩返しをしなければならないだろう。世界の40カ国になんなんとする各国がイラクの支援のためにあの厳しい条件の中で日々活躍しているわけでありますから、私どももそこにお金の、あの湾岸戦争のようにお金で解決するんでなくて、やっぱり身を挺して支援にお手伝いする。そのことが真の意味の支援ではなかろうか。 ただし、非常に厳しい状況にありますから、一般人、民間人が行ってあの厳しい中で耐えられないだろう。そうしますと、危機状態の判断だとか対応だとか、そういうことに訓練を重ねてたけてきた自衛隊員が行くことが最も日本としてはいいことでなかろうか。そんなことも考え合わせ、しかし非常に厳しい条件が待ち構えているわけでありますから、我が国の自衛隊が行って安全に復興支援にお力添えができるような環境を整え、かつまたなぜ今日本から自衛隊が行かなければならないのか、復興支援の手をかさなければならないのかというようなことを国民によく理解をされるように、政府にあってはもちろん努力もしてもらわなければならない。 今国論は非情に割れております。日本くらい世界の中で言いたいことを言ってやりたいことをやれる国はないわけであります、残念ながら。国論が統一されてない中でテロの脅威も一番やりやすいわけでありますから、脅威の度合いは100%あるんだろうな、そんな感じもしますけれども、これらを機会に国民に対してもっと国の方針を理解できるように、国において施策を施していただいて、そういった中で自衛隊を派遣していただきたい。これが意見書の趣旨でありますので、どうか御理解の上御賛同くださいますよう、心からお願いを申し上げまして提案理由の説明とさせていただきます。 ○鈴木孝昌議長 これから質疑を行います。 初めに、意見書案第15号に関し質疑を行います。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鈴木孝昌議長 別になければ、次に意見書案第16号に関し質疑を行います。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鈴木孝昌議長 別になければ、質疑を終結いたします。 ここでお諮りいたします。 ただいま議題となっております意見書案第15号外1件につきましては、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鈴木孝昌議長 御異議なしと認めますので、そのように決定いたしました。 これから一括して討論を行います。 通告がありますので、発言を許します。稲葉典昭議員。 20番稲葉典昭議員。 ◆20番(稲葉典昭議員) イラクへの自衛隊派遣の中止を求める意見書に賛成の討論を行います。 日本政府は9日戦後初の戦場への地上軍派兵となる自衛隊のイラク派兵の基本計画の決定を強行いたしました。基本計画は、自衛隊が米軍などへの軍事支援活動である安全確保、支援活動を実施することを明記し、装甲車や無反動砲、対戦車弾といった重武装で派兵する計画となっております。部隊の規模は陸上自衛隊600人、車両200両以内などとし、帯広の駐屯地からも50名が派兵されるとの報道もされているところであります。 日本人外交官が2人も殺されて、まだ犯人もそして理由もはっきりしない中で、日本国民の精神が試されているなど抽象的な言葉を並べるだけの小泉首相の言動に、多くの国民が犠牲の拡大を懸念し、不安を増大させているところであります。 米英軍の武力行使で1万人もの国民が犠牲となったと言われるイラクは、今なおアメリカによる占領統治が行われており、このもとで米軍のみならず国連事務所やイタリア軍などへの爆弾テロが続発し、多くの人命が犠牲になるなど、泥沼化の道をたどっております。給水であれ治安維持であれ、軍隊と見られている自衛隊員がイラクに送られれば、それは米英占領軍と同じように襲撃の対象となります。イラク情勢は米軍現地司令官が述べているように、イラクを戦闘地域と非戦闘地域とに分けることはできない、我々はまだ戦争状態にある、こういう状況であります。 イラク特措法は自衛隊の派遣を、現に戦闘行為が行われておらずかつそこで実施される活動の期間を通じて戦闘行為が行われることがないと認められる地域に限定しており、この法律に照らしても、イラクに自衛隊を派遣することは許されません。 帯広市は核兵器廃絶平和都市宣言を高らかに宣言しているまちであります。その市民が万が一にも戦争の犠牲になるようなことがあってはなりません。さらに、派兵先と言われるサマワは、米英軍が使用した劣化ウラン弾31万発の結果、高濃度の放射線汚染の危険性が指摘される地域の一つとの報道もあり、体内被曝は無事に帰ってこられたとしても、その後がんなどの健康被害や免疫不全、遺伝子の異常で障害児の出産などが急増することもあり得ます。しかも、今回の派兵計画が国連要請ではなく、アメリカ言いなりの外交の結果であることは明らかであります。だからこそ派兵される自衛官とその家族が住む自治体の議会として、戦闘地域への派兵中止を求める意思表示をする必要があるわけであります。後日万が一にも重大な結果が起きたとき、憂いを残さないためにも本意見書案の採択を求め賛成の討論といたします。 以上です。 ○鈴木孝昌議長 以上で通告による討論は終了いたしました。 ほかに討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鈴木孝昌議長 ほかになければ、討論を終結いたします。 これから採決を行います。 この場合、まず意見書案第15号について起立により採決を行います。 お諮りいたします。 意見書案第15号については、原案のとおり決定することに賛成の議員は御起立願います。   〔賛成者起立〕 ○鈴木孝昌議長 起立少数でありますので、意見書案第15号は否決されました。 次に、意見書案第16号について起立により採決を行います。 お諮りいたします。 意見書案第16号については、原案のとおり決定することに賛成の議員は御起立願います。   〔賛成者起立〕 ○鈴木孝昌議長 起立多数でありますので、意見書案第16号は原案のとおり可決されました。     ~~~~~~~~~~~~鈴木孝昌議長 日程第6、閉会中継続審査等申し出についてを議題といたします。 各常任委員長及び議会運営委員長から閉会中継続審査及び調査の申し出があります。 お諮りいたします。 本申し出のとおり決定することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鈴木孝昌議長 御異議なしと認めますので、そのように決定いたしました。     ~~~~~~~~~~~~鈴木孝昌議長 日程第7、陳情の委員会付託についてを議題といたします。 昨日まで受理いたしました陳情1件につきましては、お手元に配付の請願・陳情文書表のとおり、厚生委員会に付託いたします。 ここでお諮りいたします。 ただいま付託いたしました陳情につきましては、閉会中継続審査することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鈴木孝昌議長 御異議なしと認めますので、そのように決定いたしました。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 ここで、12月21日付をもって任期満了となります莊田喜與志選挙管理委員会委員長からあいさつの申し出がありますので、これを許します。 莊田喜與志選挙管理委員会委員長、登壇願います。   〔莊田喜與志選挙管理委員会委員長・登壇〕 ◎荘田喜與志選挙管理委員会委員長 退任に当たりまして一言ごあいさつ申し上げます。 顧みますと昭和54年に就任して以来、6期24年の長きにわたり選挙管理委員の重責を担わせていただきました。この間、選挙管理行政全般にわたり議員各位を初め市理事者の皆様の温かい御支援、御協力を賜り職務を全うできましたことを心から感謝申し上げる次第でございます。 本般私と一緒に退任されます福島委員ともども厚く御礼申し上げます。これからは一市民として微力でございますが、帯広市発展のため尽力してまいりたいと存じます。 最後になりましたが、皆様のますますの御健勝、御発展を心から祈念申し上げまして、甚だ簡単でございますがお礼の言葉とさせていただきます。大変どうもありがとうございました。(拍手) ○鈴木孝昌議長 次に、市長から発言を求められておりますので、これを許します。 砂川敏文市長。 ◎砂川敏文市長 ただいま議長からお許しをいただきましたので、閉会に当たりまして一言ごあいさつを申し上げます。 先ほど今議会に提出させていただきました議案につきましては、議決をいただきました。まことにありがとうございます。厚く御礼を申し上げます。 今議会は市立病院の廃止についての決定をいただいたこと、そしてまたもう一つは、私自身の市政執行に対します責任を問う決議案が提出されたということであります。この2点におきまして、私にとりまして大変重みのある議会であったというふうに思っております。 市立病院につきましては、5年間さまざまな議論をいただいてきました。この間御尽力、御協力いただきました医師の皆さんを初めとする、そしてまた看護師さんを初めとする医療スタッフの皆さん、そして多くの職員の皆さん、大変なお力とお知恵をいただきながら進めてまいりましたが、その期待と御苦労に報いることができない結果となりまして、また市民の皆さん、そして議会の皆さん、そしてまた地域の皆さん、患者の皆さんにも大変御迷惑と御心配をおかけしました。結果として、また私の公約の実現にも至らなかったと、実現することができなかったということで、大変責任の重さと深さを感じているところでございます。 今後におきましては、今議会で示していただいた議会の意思、そしてさまざまな御意見を十分に踏まえまして、市民の皆さんの負託の重さを胸に秘め、帯広市の発展とそして市民の福祉のために市政執行に全力で当たっていくということが市民の皆さんの期待にこたえる道であるということを胸に刻みまして私の責務を果たしていく決意でございます。今後とも御支援、御協力のほどを心からお願いを申し上げます。 さて、ことしは農業は割合順調な成績を上げました。しかしながら、地域経済はまだ低迷を続け、台風被害あるいは十勝沖の地震の被害等々があって、あわただしいというか、多難な年であったかなというふうに思います。 そしてまた、地方自治をめぐる情勢も大変大きく動いております。市町村の再編そして構造改革あるいは三位一体の改革等々、大きく進む転換の時代であります。そういう時代にあって、自治の基盤をしっかりと築いていくために、市町村の合併の問題、そして行財政改革の問題、そしてまた地域経済の活性化の問題等々の課題につきましてしっかりと取り組んでいきたいと考えております。 市民の皆さんの力とこの帯広・十勝という地域の持つ可能性とそしてその魅力を大いに生かして地域の発展に全力を尽くしていきたいというふうに考えております。議員の皆さんそして市民の皆さんのますますの御支援と御協力をお願いする次第であります。 来年が皆さん方にとりましてまたよいお年でありますように、そして御健勝にて新年を迎えられますようにお祈りをいたしまして一言ごあいさつにかえさせていただきます。まことにありがとうございました。(拍手) ○鈴木孝昌議長 ここで私からも平成15年の最後の定例会閉会に当たり一言お礼のごあいさつを申し上げさせていただきます。 本年5月から私が議長、野原議員が副議長としてその職責を担うこととなり、以来、議会運営委員会に際しましては、議員各位、理事者の方々並びに報道機関の皆様の深い理解と御協力を賜り、心から感謝を申し上げます。おかげさまで本年最後の本会議を終えることができました。心から厚くお礼を申し上げる次第であります。 また、各議員におかれましては、市民の厚い期待と信頼にこたえるべく、市民意識に立脚した議会審議を通じて言論の府としての議会機能発揮に御協力を賜り、特に77年の歴史に幕を閉じることとなりました市立病院そして芽室町、中札内村との任意合併協議会の設置など、本市にとりまして大変大きな課題に終始熱心な御論議をいただきましたことに対しまして衷心より敬意と感謝を申し上げる次第であります。 さて、みずからの判断と責任のもと、自主自立のまちづくりを展開できる地方分権が確実に進展し、さらには三位一体改革が活発に論議されるなど、新しい行政システムの構築がされつつあり、自治体にとって将来の発展を左右する正念場を迎えております。 こうした中、地域の個性を生かし、すべての市民が心豊かに安心して暮らせるまちづくりのために、議会が果たす役割と責任はこれまでにも増して重要になってくることから、今後とも私ども議会は開かれた運営とその改革、活性化に努めてまいりたいとともに、市民の意識を反映した活発な議会活動を一層展開していきたいとの決意を新たにしているところであります。 多忙きわめる年の瀬を迎え、寒さも一段と厳しさを増しております。議員各位、理事者の方々のこの1年間の御努力並びに報道機関の皆様に御協力賜りましたことを改めて深くお礼を申し上げますとともに、新しい年が帯広市そして皆様にとりまして飛躍の年となりますことを心から御祈念申し上げ、閉会に当たってのお礼のごあいさつといたします。ありがとうございました。(拍手) これをもちまして平成15年第7回帯広市議会定例会を閉会いたします。         午後5時4分閉会...